PAM360 ナレッジベース

Password Manager ProからPAM360への移行方法


本ナレッジではPassword Manager Pro(以下PMPとします)からPAM360への移行方法を説明します。

PMPからPAM360に移行するには、PAM360のライセンスを購入する必要があります。
ライセンスの購入については営業窓口(jp-mesales@zohocorp.com)にご連絡ください。

事前準備

PAM360への移行を行うにあたり、事前に以下を用意する必要があります。
ManageEngine Communityよりサポートにご連絡ください。弊社より提供いたします。

  • 移行用パック
    移行前のPMPのビルド番号によって使用可能な移行用パックが異なるため、お問い合わせ時にPMPのビルド番号をお知らせください。
    確認方法はビルド番号の確認方法(PMP)を参照してください。
  • 復号化されたデータベースのパスワード
    データベースとしてPostgreSQLを使用している場合に必要となります。PMPのデフォルトのデータベースはPostgreSQLです。
高可用性(HA)機能を使用している場合はサポートへのお問い合わせ時にお知らせください。
ご利用のビルドやHAモデルによって手順が異なる可能性があります。ご利用の環境に応じた手順をご案内いたします。

移行手順

Windows(データベース:PostgreSQL)

  1. 以下の手順でPMPのインストールディレクトリのバックアップを取得します。

    ※必ずバックアップを取得してから次の手順に進んでください。移行中に問題が発生した場合、このバックアップを使用して切り戻しを行います。

  2. PMPサービスを停止します。
    ※サービスの停止方法はスタートアップガイドの「3-2サービスの停止」を参照してください。
    ※サービス停止後、タスクマネージャーで関連プロセスが停止していることを確認してください。
  3. database_params.conf<PMPインストールディレクトリ>\conf\以外のフォルダーに保存している場合は、ファイルをコピーし、元の場所(<PMPインストールディレクトリ>\conf\配下)にファイルを戻します。
  4. <PMPインストールディレクトリ>\webapps\PassTrix<PMPインストールディレクトリ>\webapps\PAM360にリネームします。
  5. コマンドプロンプトを管理者として実行します。
  6. <PMPインストールディレクトリ>\binに移動し、以下のコマンドを実行します。

    UpdateManager.bat

    以下の画面が開きます。

  7. 「Browse」をクリックし、事前準備で取得した移行用パックを選択します。
  8. 「Import Certificate」のポップアップが表示された場合は、「Browse」をクリックしてSSL証明書を選択し、「Import」をクリックします。
    SSL証明書はこちらからダウンロードできます。

  9. 「Update Manager」画面で「Install」をクリックします。
    移行プロセスが開始します。
  10. 移行プロセスが完了するまで待ちます。
  11. 移行プロセスの完了後、管理者としてコマンドプロンプトを開きます。
  12. コマンドプロンプト上で<PMPインストールディレクトリ>\binに移動し、以下のコマンドを実行します。

    startDB.bat

  13. updateDBName.bat<PMPインストールディレクトリ>\binから<PMPインストールディレクトリ>\pgsql\binにコピーします。
  14. コマンドプロンプト上で<PMPインストールディレクトリ>\pgsql\binに移動し、以下のコマンドを実行します。

    updateDBName.bat

  15. パスワードの入力が要求されます。
    事前準備で取得した復号化したパスワードを入力します。
  16. サービス名を変更するため、以下のコマンドを実行します。

    sc config PMP displayname="ManageEngine PAM360"

    サービス名が「Password Manager Pro」から「ManageEngine PAM360」に変更されます。

  17. サービス画面(services.msc)で、「ManageEngine PAM360」を開始します。

Windows(データベース:MS SQL)

今後、公開予定です。

Linux(CLI)

今後、公開予定です。